摘みとった茶葉の、葉と茎と粉を別々にする前の状態の茶葉(荒茶)を火入れしてバランスよく仕上げたのが荒茶仕立てです。
荒茶仕立てには葉も茎も粉も、摘みとった茶葉のすべてが含まれているので、通常の煎茶とは違う、お茶本来の素朴な味わいをお楽しみいただけます。
中蒸し 静岡県産100g入り
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茶葉本来の素朴な味の荒茶仕立て
新茶の季節、摘みごろを迎えた茶葉は綺麗に摘み採られ、まずは酸化してしまうのを防ぎ、鮮度を保つために蒸して乾燥させる作業をします。
そしてできたのが「荒茶」です。この状態の時には、茶葉も茎も蒸した際にできた細かい粉も、摘み取ったものすべてが含まれています。
通常お茶を作る場合、摘みとった茶葉を一旦蒸した後に葉と茎と粉を別々にする選別という工程を経て、葉は煎茶、茎は茎茶、粉は粉茶として別々に仕上げて商品になります。
ところがこの荒茶仕立ては、葉と茎と粉を選別しないで不純物だけを取り除き、火入れをしてバランスよく仕上げた煎茶なので、通常の煎茶とはまた違う、お茶の味を楽しんでいただくことができます。
葉、茎、粉、荒茶にはすべてが含まれているので、ともすれば「雑な味」のお茶と思うかも知れません。
しかし、バランスがよくなるように火入れをすることで、雑な味ではなく、お茶本来の素朴な味をお楽しみいただけるように仕上げました。
お茶は茶葉の種類、淹れるときのお湯の温度、抽出時間で味が変わります。
好みがあるとは思いますが、参考にしてもらえたら幸いです。
三煎目を淹れる際は、茶葉の旨みが少なくなっているので、90℃以上の熱いお湯を使い、時間を置かずにすぐ湯呑みに注いで、一煎目、二煎目とはまたちがうお茶の味をお楽しみください。
基本的にお茶を淹れるときのお湯の温度が高いほど、渋みが抽出される量も多くなり、お湯の温度が低いほど、渋みの抽出される量が少なくなります。
そのため、50℃くらいのかなりぬるいお湯で淹れると、渋みが少ないお茶を淹れることができます。
またお茶の旨み成分は、時間が長ければたくさん抽出され、逆に短いとあまり抽出されません。
そのため、ぬるいお湯の場合は抽出時間を長め(2分程度)にして、旨みをたくさん抽出することで、美味しいお茶の味をお楽しみいただけます。
お水で淹れた冷茶もおすすめです。お水で淹れた場合は、渋みが少なく旨みが多く抽出されるので、お茶の旨みが凝縮した美味しい冷茶が作れます。
お水で成分を抽出するには3時間ほど時間がかかります。茶葉にお水を注いだら冷蔵庫内でじっくり旨み成分を抽出して、美味しい冷茶をお楽しみください。
素朴な味の荒茶仕立て
通常の煎茶とは一味違う、自然そのまま、お茶本来の素朴な味と香りをお楽しみください。